まだまとまりきってない感があるのですが、とりあえず書くだけ書いてみる的エントリー。
「ドッグイヤー」とは、いわゆる IT業界の進化のスピードをあらわした言葉で、人間の 1年が 犬の 7年に相当する事からこう呼ばれています。 (出典:goo 辞書)
また、これと似たようなものに「ムーアの法則」というものがあります。
CPUメーカーとして有名な Intelの創業者の一人、ゴードン・ムーア氏が提唱した法則で、 簡単に言うと「半導体(≒CPU)の性能は 1年半~ 2年で 2倍になる」というものです。 (より正確なな定義などは Wikipediaを参照して下さい)
実際、現在も CPUの性能はこの法則に沿った形で進化を続けています。
注目すべきは「性能が 2倍になる」という指数関数的に進化していくという点で、単純に見れば、先に行けば行くほど進化の度合いも大きくなることになります。
ただ、この法則はあくまで半導体の進化、つまり コンピュータの「ハードウェア」の進化の速さを表していているものであり、実際コンピュータを利用する人にとってより重要な要素である「ソフトウェア」の性能が含まれていません。 とはいえ、ハードウェアの性能が上がれば、その上で実現できることも増えるので、ソフトウェアの進化のスピードも加速していくとも考えられます。 (ただ、ソフトウェアはハードウェアよりも人的要因に依存する面が大きいため、必ずしも単純に加速していくとは限りませんが...)
このように、ITの世界は比較的進化のスピードが早いと言えます。(ほかの業界はいかがでしょうか?)
個人的になのですが、ここ最近、そんなスピードの速さを特に強く感じるようになった気がします。 これは様々な要因があると思います。ちょっと思いついた点を挙げてみると、
- 前述のムーアの法則のようなコンピュータの性能の向上。
- Web技術が発達、普及し、小回りが利く分、多くの Webサービスが次々生まれるようになった。
- ブログの普及により、個人でも比較的手軽に技術系の話題を発信できるようになった。
- RSSやソーシャルブックマークなど、情報を集約、共有、整理する手段が増えた。
(3、4は単純に「技術情報を入手できる場が増えた」とまとめられるかもしれない)
なんとなく偏りやズレを感じなくも無いですが、とりあえずこんな感じでしょうか。他にも要因は色々あるようにも思います。
この流れの早さは、ちょっと焦りすら感じます。 ですが、ソフトウェア開発に携わっている身である以上、この流れは追いかけていかなければいけません。 流れに翻弄されてオロオロしていては、すぐに取り残されてしまいます。
ただ、先端ばかり追いかけていればよいわけでもありません。 最新技術をふんだんにつかったソフトウェアであっても、それを実際に利用するユーザーが使いこなす事が出来なければ何の意味もありません。
これからも次々に進化し、また新たに生まれてくる技術。そのの中から、本当に必要なもの、求められているもの、役立つものを見定め、 選り分ける能力が求められるが、今後はさらに重要になってくるように思います。
と書くのは簡単ですが、実践となるとなかなか単純にはいかないもの。この業界で働き始めて 2年半ちょっと、まだまだ精進しなければ。
っと、なんかやっぱりうまくまとまらない、というか一般論で終始してしまった感があるのですが、 ようは何が言いたいかといえば「まあ焦るな、おちつけ、自分」ってことで。
であ、また。