オレゴン・ポートランド生活メモ

オレゴンに住んで約 2年近く。これまでの経験から得た情報を色々メモしてみました。仕事や留学、観光などでオレゴンに来る際の参考になれば幸いです。(一部はアメリカ全土に応用が利くはず。)

(2019/09/07 追記) 2006年頃の情報のため、現在の情報とは異なる内容が含まれている可能性があります。その点はご了承願います。

目次

オレゴン州

概要

アメリカ西部の太平洋に面する州。北はワシントン州、東はアイダホ州、南はカリフォルニア州に面する。 州都は Salem(セーラム)。街の規模は Portland(ポートランド)が最大だが州都ではない。 州の西部は自然豊かでアウトドアスポーツなどが盛ん。東部は砂漠地帯。 ワインや乳製品(Tillamock)、サーモンなどが特産。Nikeの本社や Intelの研究所などがある。 ちなみにオレゴンの住民をオレゴニアンと呼ぶ。(新聞の名前でもある)

日本との時差は -17時間(太平洋標準時)。(3月~11月は DLS、いわゆる夏時間になるため -16時間)

気候

緯度は日本の札幌とほぼ同じ(姉妹都市関係にある)。気温は東京とだいたい同じ。 夏場は日が長く、夜 9時ぐらいまで外が明るい。また冬場(11月~3月)は雨季になり、曇りがちの天気が多い。雪はそれほど降らないが、周囲の山道は完全に雪に覆われる。

特に夏場は日差しが強いのでサングラス、紫外線対策は必須。まだ空気が乾燥しているので、乾燥肌対策なども必要。

日本からのアクセス

ノースウェスト航空で成田からの直行便で来れる。飛行時間は約 9時間。(ポートランドから日本は偏西風の影響で約 10時間。) もしくはユナイテッド航空でシアトル、またはサンフランシスコ経由でも来れるが乗り継ぎがあり時間がかかる。 チケット代はエコノミーの往復で大体 8万~10数万。ホリデーシーズンや週末は高めになる。

ポートランド空港からダウンタウンへはタクシーで 15分ほど。バスや MAXという電車を使ってもダウンタウンまでいくことができる。


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空港からダウンタウンまでの道のり

ポートランド

前述の通り、オレゴン州の最大都市にして経済の中心。人口は約 50万人。正確にはマルトノマ郡ポートランド市。 バラの都としても有名で、毎月 6月にローズフェスティバルというイベントが開催される。ちなみに港があるわけではなく、名前はメイン州の同名の街からとった模様。 (Wikipediaより)

ダウンタウンはウィラメット川沿いにあり、東をI-5、西を I-405という高速道路に囲まれている。 (ダウンタウン自体はそれほど大きくなく、I-5、I-405経由で大体 10分くらいで 1周できてしまう。) ダウンタウンはきちんと区画整備がされており、公園なども多くクリーンな雰囲気。

ダウンタウンの中心部は Burnside通りの南側で、銀行や役所、多くの企業、商店が集まっているほか、 パイオニアスクウェアというショッピングモールも存在する。さらに南には PSU(Portland Social University)がある。

Burnsideの北西側は Pearl District(パールディストリクト)と呼ばれ、多くの住宅(コンドミニアム)やレストランがあるほか、画廊が多数存在している。 町並みはどこかヨーロッパの雰囲気に近い。このあたりは元々キケンな倉庫街だったが、区画整備により現在のような町並みに変貌を遂げた。 (再開発のモデルケースとして各地から見学者が訪れているそうな。)

また向かいの北東側は ChinaTownと OldTownがあり、レストランや中華風の建物などがある。ただこのブロックもパール同様の再開発の計画があるようだ。


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ポートランド


Pearl District

生活

SSID (SocialSecurityID、社会保障番号)

アメリカ市民の個人ID。アメリカで生活する場合は必須。ケータイの購入、クレジットカードの作成などに必要となる。 日本領事館に申請する。(アメリカ大使館のサイトでの説明)申請してから数週間かかる。

実は会社にほとんどまかせっきりなので、一般的なプロセスをあまりしらない・・・やはり不動産屋(ブローカー)を探すのが一般的か。 ちなみに今住んでいるのはコンドミニアム(マンション)で、冷蔵庫、レンジ、洗濯機、食器洗い機は備え付け。ガス、水道代は HOA(管理費)に含まれている。

電源(電気)

電圧は 110Vで日本より若干高い程度で、日本の家電製品は問題なく利用可能。 サージが激しいので PCなどの精密機械はサージガード付きのコンセントが必須。 たまに完全な停電もあるので注意。(去年、送電所が爆発して 1時間ほど停電したりもした。)

ケータイ

主なキャリアは AT&T、T-MOBILE、Verizonなど。iPhoneの購入を考えているならば AT&T。 月 $40ほどで同じキャリア同士は無料、キャリア別でも 5000時間くらい無料など。日本への国際電話も $3/月ほど払っていると 1分 $0.1くらいでかけられる

テレビ

CATVの Comcastが一般的。月$50ほどでテレビ+インターネットが使える。基本チャンネルは 60チャンネル以上。

インターネット

やはり基本は CATV。速度は遅め(4Mbps程度)。ADSLや光ケーブルはほとんど普及していない。 また 無料のHOTSPOTが比較的多め。特に Portlandは市内全域に無料Wi-Fiを広めるプロジェクトを進めている。(中心部は既に無料で利用可能)ポートランド空港も無料で利用可能。 Starbacksでは有料で T-Mobileのアクセスポイントが利用可能。

単位

種類単位簡単な変換方法
距離・速度マイルキロメートルの 1.6倍
温度華氏(華氏 - 30) / 2 ≒ 摂氏
長さインチ、フィート
重さオンス、ポンド
容量ミリリットル、リットル、ガロン1ガロン = 約 4リットル

(なぜかインチ、フィート、ポンドあたりの感覚が覚えられない...)

通貨

ドル、セント (1ドル = 100セント)

貨幣
1セント、5セント、10セント、25セント (自販機や一部の路上パーキングで使う程度)
紙幣
1ドル、5ドル、10ドル、20ドル、100ドル (100ドル紙幣はほとんど使わない。200ドル札もあったかな)

病院

まだかかったことはないが、R-26沿いやダウンタウンの R-405を超えた西側に大きめの病院あり。 頼めば日本語の通訳さんを無料でつけてもらえるらしい(法律で決められているそうだ) Emergencyと書かれた入り口から入ると、文字通り救急患者扱いになる。緊急時には車でこちらに乗り付ければよい。ちなみに救急車は有料。

免許

日本の国際免許はオレゴン州は 3ヶ月しか有効にならないので、長く住む場合は免許が必要。免許は DMVという施設で取得する。 学科試験→実地試験で、教習などは特になし。 学科試験は DMVで申し込めばすぐに受けられ、コンピュータによる 4択で、正解率 8割で合格。ダウンタウンの DMVは日本語も選択できる。 ただし問題内容は比較的細かい(速度などの数字も聞かれたりする。)ので事前の予習が必要。教本は DMVで無料でもらえる。

学科試験が受かると仮免許が発行される。ただし仮免許で運転する場合はオレゴンで 3年以上の運転経験を持つ人が助手席に乗らなければならない。 (国際免許証があれば必要なし。)

実地試験は DMVへの事前予約が必要。試験用の車は事前に買うか借りるなどして自分で用意する。 試験は試験官が助手席にのり、指示通りに DMV周辺を 1周する。合格するとその場で免許証が発行される。 不合格の場合は再度予約を入れ直して再試験となる。 ちなみに発行されるのは州の免許証。他の州でも運転できるが、引っ越して別の州に移った場合はその州で再度免許を取る必要がある。(その場合は実地試験のみ)

確定申告

アメリカで生活する場合、毎月 4月に個人で確定申告を行う必要がある。(日本のように会社が一括でやってくれるような形にはならない。) ちなみにアメリカでは確定申告を Tax Return(タックスリターン)と呼ぶ。申請方法は U.S. Taxが詳しい。 かなりフォームが複雑なので、TurboTaxなどの PCソフトを使うか、税理士に頼むのも手。(各地に事務所があり、手続きを代行してくれる。)

交通

基本は右側通行

高速道路

通行は無料。通常の高速と州間高速(Interstate Highway)があるが基本的には一緒(制限速度がやや異なったりする)。前者は R-[番号]、後者は I-[番号]で表される。

ポートランド周辺の州間高速

I-5
オレゴンの東西を縦断していて、北はシアトル、南はサンフランシスコ方面へ通じる幹線道路。
I-84
ダウンタウン東部の I-5から分岐し、Hood River、The Dallersなどを超えて、アイダホまで通じる。ダウンタウンからポートランド空港に向かう場合に利用する。
I-205
I-5の東をポートランド南部から旧州都のオレゴンシティなどを通りカルフォルニア州へ通じる。どちらも末端で I-5に合流する。ポートランド空港はこの高速沿いにある。
I-405
ポートランドのダウンタウン西側を走る短い高速で I-5のバイパス的な役割を果たしているほか、R-26、R-30にも接続している。

その他のポートランド周辺の高速

R-26
別名サンセットハイウェイ。I-405から西にオレゴンコーストまで通じる。高速道路は Hillsboroの先までで、以降は山道。またダウンタウン以東は一般道となりマウントフッド方面に伸びている。
R-217
R-26から南下、Beaverton、Tigardを通り、I-5まで通じる高速。周辺の宅地化が進んだためか、しばしば渋滞する。

交差点

赤信号でも右折は可能(NO TURN ON REDという標識がある場合を除く)

交差点すべての方向に STOPがある場合は交差点手前で最初に停車した車から順に通過する。 (4Stopという。STOPサインの下に AllWayと書いてある場合もある。) たまに順番間違える車もいたりするので注意

スクールバス

緊急車両を除く車の中では最強の車両。 子供の乗り降ろしのために停車する際は、前後のランプが光り、STOPサインが車の横に出される。 このとき、後ろを走る車に加えて、対向車線を走る車(中央分離帯がある場合も除く)もすべて SchoolBasの手前で、ランプが消えるまで停車していなければならない。

スクールゾーン

周囲に学校などがある道路は、SchoolZoneの標識があり、時間帯によって(または常に)制限速度が低めに設定される。 こちらは比較的厳しく、SchoolZoneの速度超過を警察に見つかるとほぼ間違いなく罰金。

路上駐車

町中の道の路肩は基本的に駐車スペース。ただし駐車禁止のところもある。路肩に黄色いラインが引いてあるところは駐車禁止。 荷物の積み下ろし専用スペースなども駐車不可。また、ダウンタウン内は平日日中は有料で時間制限制。 歩道にチケットの販売機があるので、駐車チケットを購入し、チケットを歩道側の窓ガラスに貼り付けておく。

そのほか

ガソリン

ガソリンスタンドはすべて店員さんが対応する。(オレゴンはセルフサービスは禁止されてる。) Shell、76、Sheveronなどが一般的。もちょい安めのところもあるがあまりお勧めできないとのこと。

レギュラーを頼むときは「Fill Regurar」、ハイオクは「Fill Premiam」(もしくは Shellなら Fill V-Power)で通じる。 支払いはデビッドカードがラク。

オイル交換

jeffy lubeや Oil can henryなどで行える。ドックに乗り付けるだけ。$30程度。

自転車

ヘルメット必須。自転車専用車線がある。(歩道は原則走行禁止)また車と同じ走行ルール。角を曲がる場合は手信号が必要。 日本で言うママチャリ、シティサイクル的なものはほとんどなく、どちらかというとスポーツ的な扱い。

バス

乗ったことないけど、1日乗車券が普通みたい

タクシー

乗ったことない。チップが必要

MAX

MAX
ポートランド東部の空港、Gresham、または北部の EXPO CENTERからダウンタウンを通り、西はHillsboroまで通じる電車。(ダウンタウン内は路面電車) ルートごとに色分けされていて、ルートごと、または 1日フリーパスのチケットが買える。ダウンタウン中心部は無料。 Beavertonから Tigardを通り、南部の Willsonbireまでを結ぶ新ルートを建設中。

TriMet Maxのページ(ルートや時刻表など)

Portland Street Car

Street Car
MAXの小さいバージョンで、ダウンタウンの南東の WaterFrontから中心部を通り、北西の 23番通りまでを周回する完全な路面電車。チケットは MAXと共通で、同じくダウンタウン中心部は無料。 ダウンタウン東部を走る新ルートも建設中。

TriMet Portland Streetcar のページ (ルートマップ)

列車

Union Stationが PearlDistrictの東側にあり、シアトルまで 3時間ほどでいける

買い物

基本的にクレジットカード、デビットカードがラクチン。逆に現金はあまり使わない。(小額の支払いには現金も使うが、やはりカードが一般的) 100ドル札はまず使わないので、旅行で両替する場合は 20ドル札で用意するとよい。(身分照明をもとめられたりすることもある) 硬貨もあまり使用しない。(せいぜい自販機程度)

またデビットカードにはキャッシュバックという仕組みがあり、支払いと同時に現金を引き出すことができる。(商品+引き出した現金分が支払額として請求される。)

30歳以下(に見える場合)のアルコール類の購入には身分証明書が必要。

チップ

アメリカはチップ文化。サービス業に対しては基本的にチップも払う。 レストランだと食事代の 15~20% (計算上 20%がラク。 キリのいい数字になるように セント単位で調整) サインの際に チップ代と合計の支払い金額、署名を書く。 そのほか、タクシーやホテルの各サービス、大き目の荷物の配送なんかでチップを払う。

食品

Fred Meyer
食品や日用品、電化製品や家具なども扱う総合的名ショッピングマート。各地に存在するが、ポートランドのダウンタウンにある店舗はやや小さめ。
Safeway
こちらは食料品専門で、いわゆる日本のスーパーに近い感覚。
Whole Foods Market
Whole Foodsの中の様子
アメリカ全土に展開する食料品チェーン店。高級志向で新鮮な生鮮食品が手に入るが、全般的にやや価格は高め。
UWAJIMAYA(宇和島屋)
UWAJIMAYA
Beavertonにある日本(アジア)向け食材屋。日本の食材や調味料などが手に入る数少ない店舗。炊飯器や日本の食器なども買えるが高め。 ちなみに日本人の店員はあまりいない。(つまり日本語対応はあまり期待できない) 紀伊国屋も併設し、日本の雑誌や漫画、CDなどが買える(ただし価格は日本の 2割~3割増しくらい)。店員さんは日本人。 全般的に価格は高めで生鮮食品の質はそれほどよくなので、ここでしか買えないもの以外は他で買ったほうがよい。 (先に Targetや FredMayerを見てみるとよいかも)

New Seasons、Winco、Trader Joeなんかも食材屋。

スーパーではよく買い物袋の種類を 「Paper or Prastic?」とたずねられる。Paperはそのまま紙袋、Prasticが日本で言うビニール袋。 また、レジの手前がベルトコンベアになっている場合は、そこに品物を買い物カゴから出して並べる。(買い物カゴは足元などに置く。)
FredMeyerなどではセルフサービスのレジもあり、自分でスキャナを通して清算する。(店員が付いているので、わからない場合は聞くとよい。)

そのほかのお店

Target
日用品や家具などがメインの大手ショッピングマート。食材以外の日常的に使うものは大体ここで揃う。(冷凍食品や飲み物なんかも売っている)
Best Buy
アメリカ大手の電化製品店。家電用品や PC周り、ゲームや DVDなど、家電製品系はここで一通り買える。家電店には CircuitCityもあるが、規模は BestBuyに比べるとやや小さめ。
Bed Bath & Beyond
その名の通り、寝具と風呂、トイレ周りの専門店だが比較的、調理器具も充実している。
Rite Aid
いわゆるドラッグストア。薬以外にも日用品なんかも売っていて日本のコンビニに近い感じ。
Storables
雑貨屋さん。コンテナやラック、小物入れなんかが売っている。
Office Depot, STAPLES
どちらも文具店。どちらかというとオフィス用品店に近いが日常的な文具も買える。
Home Depot
日曜大工用品などのいわゆる DIY用品を揃えた店。アメリカは DIYが盛んなので、こうした専門店がある。
Powell's Bookstore
ダウンタウンにあるポートランド最大の本屋。4階建てでとにかく種類が豊富。 近くに技術書専門の支店などもある。 Cedar Hillsなどにもあるが、店舗は小さめ
Mattress World, Sleep country USA
どちらも主にマットレスを扱う寝具専門店。アメリカではマットレスが消耗品扱いらしく各地にチェーン店があり、屋根にマットレスをくくりつけた車が走っているのを時々みかける。
Fry's
ポートランドから I-5を南に 15~20分ほど下ったところにある大きな電化製品店。品揃えがとにかく豊富。 ただし不良品、返品を普通に品物として置いてあることがあるので、特に精密機械を買うときには注意が必要。
REI
登山やスキー、MTBなどのアウトドアスポーツ用品を売っている。
WALMART
FredMeyerと同じ感じの大手ショッピングマート。ポートランド周辺にはあまりない。

ちなみにコンビニは(少なくともポートランド周辺は)ガソリンスタンドに併設したもの以外はあまり見かけない。

ディーラーで買う他、個人で売りに出している車を買う方法もある。ちなみに保険の加入が必須。 ちなみに車検は存在しないため、年代物の車が走っているのを時々見かける。

モール

ポートランド周辺の有名どころ

Lloyd Center
ダウンタウンの川向いにある、おそらくポートランド周辺では最大のモール。屋根付きの3階建て。中心部にはスケートリンクもある。
Washington Square
Tigardの R-217沿いにある比較的新しいモール。3つのデパートと多くの専門店が軒を連ねている。
Pioneer Courthouse Square
ダウンタウン中心部の地下に広がるモール。各種有名なブランド店などが入っている。映画館もあり。
BridgePort Village
こちらも比較的新しいモール。店はそれほど多くないものの休日は多くの客でにぎわい、駐車場はいつも一杯。こちらも映画館あり。
Woodburn
Portlandから I-5を南に 30分ほど進んだ、Salemに程近いところにあるこの周辺では最大のアウトレットモール。 Nikeや GAP、Adidusなど 200近い有名ブランドのアウトレットがひしめき合い、通常の 20~50%引きくらいの価格で買い物できる。

そのほか、Jantzen Beachや Mall205など、モール街は各地に点在しているので買い物などには便利。


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モールMAP

食事

カフェ

Starbacksが各地にある。とにかくあちこちにある。メニューは日本と大差なし。もちろん Starbacks以外にも色々ある。 たいていどこもドリンク以外にも、サンドイッチやパニーニ、スポンジケーキなどといった軽食メニューが用意されている。

ファーストフード

マクドナルド、KFC、Subwayなど日本でもおなじみのお店が各地にある。(こっちが本場だから当然か)

マックは日本と多少メニューが異なるが、各メニューに番号が振ってあるので それでオーダーすると頼みやすい。ポテトとドリンクをつける場合は 「For Meal」。 「For here or to go?」と聞かれたら、食べていく場合は For here、持ち帰りの時は To Goと答える。これは他のお店も大体一緒(イートインとはまず言わない。) ファーストフード系はチップなしで OK。

またドライブスルーを併設している店も多い。ただ難易度が高い(対面ではない上に音声が不鮮明)ので、英語が苦手な場合は駐車場に止めて店内で買ったほうがまだラク。もちろんTo Goと頼めば持ち帰り可能。

デリ

Whole Foodsのデリコーナー
WholeFoodsでは サラダや各種お惣菜がデリ(量り売り)の形で売っている。特に Bridgeportの WholeFoodsは種類が豊富。紙パックの量に好きなだけつめて、レジに持っていけば量を計って会計してくれる。 FredMayerや Safewayでもサラダバーやカウンターで量り売りでオーダーできる惣菜が買える。

レストラン

人種のるつぼと称されるだけあって、国籍は様々。アジア系のお店もよく見かける。(特にタイ料理が一般的。) 基本的にテーブルチェックで、料金+15%~20%のチップ(カードで支払うとチップの額を書く欄がある)。あとはどこも大体一緒。 どの店もたいていメニューに英語で説明が書いてあるので、それを頼りに注文するとよい。

ダウンタウン近辺で行ったことあるレストランをいくつかご紹介

Pizza Itaria
Pearl Districtの公園、Jamison Squareの近くにある イタリアン料理のお店。茹で立てのちゃんとしたパスタが食べられる。
Sungari
同じく Jamison Squareの近くの中華料理屋。こじゃれた雰囲気の割に比較的リーズナブルで本格的な中華料理が味わえる。特にカニと干しえびのチャーハンが美味。
HaeRim
Beavertonの Town Center内にある韓国料理のお店。韓国人のマスターが経営しており、ビビンバやプルコギ、チヂミなど、おなじみのメニューから本格的な韓国料理まで味わえる。ランチタイムも営業。

あとはダウンタウン中心部のタイ、ベトナム系のレストランがおいしい。(名前場・所失念)

日本食

行ったことあるお店でいくつか並べてみた。日本食が恋しくなったときの参考に。

Yuzu(ゆず)
Beavertonの FredMayerから R-10をはさんで向かいのモールにある居酒屋風レストラン。 夜のみの営業で居酒屋風ではあるが、定食もオーダーでき、から揚げや野菜炒め、ひじきにきんぴらなど、日本の家庭的なメニューが味わえる。 会社のメンバーはここの常連。
Sambi(三美)
同じく Beavertonの R-8沿い、UWAJIMAYAから 東(R-217と反対側)にしばらく進んだモールにあるレストラン ランチタイムも営業していて、そばやうどん、定食にカルフォルニアロールなどのお寿司がついてくる。カレーも食べられる。
HAKATAMON(博多もん)
UWAJIMAYAに隣接している日本料理屋。博多もんという名前がついているが、メニューは一般的な日本料理。ただ若干アメリカナイズされていて、量は全般的に多め。 オーダーはしたことないけど、うどんやレインボーロールが美味しいとのこと。
HIROSHI
Pearl Districtの Jamison Squareの近くにあるスシバー。店の雰囲気は高級レストランといった感じだが、日本の職人さんが握る本格的なお寿司が楽しめる。値段はやや高め。

あとはダウンタウン中心部には KOJIオーサカ屋や、弁当のテイクアウト、出前がとれる「侍」なんかがある。

他にも Bentoや Sushiと掲げられたレストランをよく見かけるが、日本人が経営しているところ以外はちょっとアレンジが加わったところが多い。 (例えば、Pearlの Shinjuなんかは韓国系。Benihanaはモロアメリカン。)


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ポートランド周辺のレストランMAP

観光

ダウンタウンから日帰りでいける(かつ行ったことのある)観光スポットをいくつかご紹介

Multnomah Fall (マルトノマの滝)

Multnomah Fall
ダウンタウンから I-84を東に 30分ほどにいったところにある巨大な滝。高低差がアメリカでトップ10に入るとかだったはず。 (上の写真だと遠近感で小さく見えるが、近くで見るとかなり大きい。) 山道を 30分ほど上ると滝の頂上まで行くことができる。高速直結の駐車場があり、ダウンタウンから比較的手軽にいけるのでオススメ。

I-84沿いは滝やハイキングルートなどがたくさんあるので、高速の茶色の看板(観光スポットを表す)を頼りに周ってみると楽しい。

Mt.Hood (マウントフッド)
ダウンタウンから見た Mt.Hood
R-26を東に 1時間~1時間半ほどでいけるオレゴンの最高峰。 万年雪に覆われていて、オレゴンの富士山とも称される美しい山。天気のよい日はダウンタウンからも山陰をみることができる。 冬場はスキーが楽しめる。
Cannon Beach (キャノンビーチ)
Cannon Beach
ダウンタウンから R-26を西に 2時間~2時間半ほどにいったところにある海沿いの町。広い砂浜とシアーズロックなどで有名。 ただし海は年中荒れている上夏場も水が冷たく、泳ぐことはほぼ不可能。 (会社のメンバー曰く「オレゴニアンはキャノンビーチでは泳がない。泳ぐのは観光客だけだ」とのこと。)
Astoria (アストリア)
Astoria
キャノンビーチから北に 30分ほどいったところにあるコロンビア川河口の町。 川の対岸、ワシントン州側までかかる巨大な橋が有名。 町も古きよきアメリカといった感じのどこかレトロな雰囲気がただよう素敵な所。 また山の上に立つ塔に登ると、頂上から町並みからコロンビア川を一望できて壮観。 (このページ上部の風景がアストリアの塔からの眺め。)
Tillamook (ティラモック)
Tillamookのチーズ工場
キャノンビーチから R-101を南に 1時間ほど南下したところにある乳製品で有名な町。 (スーパーに行くと Tillamockブランドの牛乳やチーズ、ヨーグルトがよく売っている) チーズ工場があり、工場の様子を覗けたり(ただし稼動してるのは平日のみ) チーズの試食ができる。
Oregon Coast (オレゴンコースト)
Cannon Beach
オレゴンの西の海岸線一帯。Cannon Beachもオレゴンコーストに含まれる。 海沿いを通る R-101を走ると、様々な美しい景色が楽しめる。
Rose Quarter
ダウンタウンの川向いにあるイベント施設。バスケなどの各種スポーツやシンポジウムなど様々なイベントが開催されている。
Oregon Zoo
ダウンタウン近くの山にある動物園。MAXでも行くことができ、休日は親子連れでにぎわっている。
Japanese Garden
動物園の近くにある日本庭園。有料。一応それらしく作ってあるがやはりここはアメリカ、全般的にどこか残念な印象を受ける。
Pearl District
一応ここも観光地みたい。 毎月第 1木曜日は町中の美術館(画廊)が無料開放され、誰でも気軽に絵画を鑑賞することができる。 画廊によってはワインや簡単な食事が振舞われたり、ミュージシャンを招いて生演奏や DJプレイをしているところもある。 また、時期によってフリーマーケットやオープンテラス、コンサートなども開かれ、さながらお祭りのような盛り上がりを見せる。

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