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趣味としての開発 はてなブックマーク - 趣味としての開発

昨日 TepaEditorの次期リリース候補版を半年振りにリリースしました。利用者の方はお待たせしてしまい申し訳ありません。もうすぐ正式版としてリリースします。思えばこの TepaEditorも最初の TextPainterとしてのリリースからすでに 10年近く(!)経とうとしています。よくここまで続いたもんだと、われながら思います。飽きっぽいのに

とはいえ エディタの分野はかなり歴史が長く、かつ種類も豊富で、名前を挙げるとキリがありません。(特に技術系な方々は色々とこだわりがあるかと。)そんなある意味激戦区の中であえて公開し続けているわけですが、実はほかのエディタに対抗してどうこうする、という意識は持っておらず、「ユーザーへの選択肢を提供する」というスタンスで取り組んでいます。これは Twitter Lineや他のソフトやサービスもだいたい同じです。

その理由は「あくまで趣味の一環だから。」

一応どのソフトやサービスも、頭の中ではぼんやりとターゲットやコンセプトは描いていますが、そこにあまり注力はしていません。(最近公開したものはもう少し強く意識してますが。)もっとざっくばらんに「こんなの作ってみたんだけど。よかったら使ってみて。気に入ったら使い続けて。」くらいの、割と軽い気持ちで取り組んでいます。つまりは「使う使わないはユーザーの方の自由、でもそこの選択肢の候補として挙がるようになればよい」という感じです。

その一番の理由は先にも書いたとおり、TepaEditorをはじめとしてこのサイトで公開しているソフトやサービスはあくまで趣味の一環で開発を行っているためです。おそらくもっと真剣に取り組めばもう少しマシになるかもしれませんが、最優先事項は本業の仕事ですから、そこまで力をかけるわけにはいきません。逆に本気でビジネスとして取り組むのであれば、このスタンスではまずうまくいくことはないでしょう。あくまで趣味であるという割り切りがゆえに許されている事と思います。

ただ、だからといって片手間でやっているという事でもありません。実際に利用してくださっている方々もいらっしゃいますし、何より自分でも日常的に使用しています。(いまこの記事も TepaEditorで書いています。)注ぐ時間はわずかでも、少しでもよいもの、役立つもの、楽しいものを提供したいので、可能な限りの最善は尽くします。(趣味が故のモチベーションの上下もありますが...)「選択肢を提供する」というアプローチも、よいものを作ることで結果としてより多くの人に使っていただければ、という思いも込めています。

使っていただくことで、ユーザーの方からのフィードバックを元に改修や改善を行ったり、参考になる意見を頂いたりすることができます。さらに、新しいアイデアや技術を積極的に取り入れることも可能です。このあたりも趣味であるという自由さならでは、かと思います。

そして何より、趣味からでも学んだり、少しでも人の役に立つことができたりする、実はこれ、かなり恵まれている事ではないでしょうか。

今後も可能な限り、この趣味は続けていきたいと思っています。

であ、また。