Twitterはゆるい“コミュニケーション”が楽しい
Twitterを始めて 2ヶ月近く経ちました。最初はすぐ飽きるかと思っていたのですが、いつのまにかフレンドも増えてきて、今ではすっかり中毒気味です。
ですが、この Twitterもハマル人と面白さがわからないという人が分かれるようで、僕の周囲も残念ながら後者の人が多い感じです。
よく誤解されるのが、「Twitterってただ独り言つぶやくだけでしょ」と思われてる点。(僕の周りにも何人かそう思ってる人が。)でも実は、誰かとコミュニケーションするのが楽しいサービスなのです。それもこれまでとは一風違った感じの。
Twitterの基本は「今何している?」という質問へ答えるというもの。なので、最初は確かに「仕事おわった!」とか「ご飯食べた」といった日常をつぶやく事が多いかと思います。
ただ、Twitterが「独り言のつぶやき」で終わらないのが フレンド(Friend)の存在。
フレンドに登録すると、そのフレンドの書き込みも見えるようになるのですが、フレンドができると「@付きの書き込み(in reply to)」という機能が有効になってきます。
これは何かというと、「@フレンドの名前 書き込み内容」という形で発言すると、そのフレンド(+ 自分とそのフレンドとの共通の友人)に対する返信をすることができるというものです。
図で書くとこんな感じです。
Aさんが 「@Bさん ほげほげ」と送った時に届く範囲。
ただ実際には「xxさん宛てのコメント」みたいな感じで使われていて、例えば Aさんが「仕事おわりー」とつぶやいた時に、「@A おつかれー」などといった感じで反応を返す事ができます。
また mixiのマイミクとは異なり、見知らぬ人でもどんどん フレンドとして登録しちゃおう!という文化(として広まった?)なので、比較的気軽にお友達を増やす事ができます。(例えば、ある Twitterフレンドさんは 画像がネコな人をどんどん追加したりしてました。)
そして、個人的に Twitterがちょっと他のサービスと異なるなと思うのが 以下の点。
- 偶発的なコミュニケーション
- なんちゃってチャット
- ゆるいつながり
1.偶発的なコミュニケーション
例えばブログや mixi(の日記)の場合、おそらく誰かに読んでもらう事を最初から(多かれ少なかれ)意識して書いていると思います。
でなければ、わざわざネット上で公開する必要はないはずです。(公開されていること自体に気づいていない場合は別ですが。。>Webの公共性)
また、リアルタイムなチャットや IMも、誰かと話しているという時点で、その相手を意識している事になります。
これに対して、Twitterは基本が「独り言」なので、書くときに「誰かに読まれる」ということをあまり意識する必要はありません。ですが、先程の「@付き書き込み」のおかげで、その無意識なつぶやきに対してなんらかの反応が返ってくることがあります。つまり、別に意識していなかったけど反応が返ってくるという意外性があるわけです。
(なので逆に反応がなくてもそれほどガッカリしない。@つきの時はちょっとだけガッカリするかもしれませんが...)
2.なんちゃってチャット
ある程度フレンドと仲良くなってくると、@つき書き込みでちょっとした会話になったりすることがあります。
IM(GoogleTalk)への通知や外部アプリケーションなどを使っていると、比較的すぐに反応が返ってくるので、ある程度リアルタイムなチャットのような感じで話す事ができるようになります。
(ただ、リアルタイム性は Twitterのシステムの前提としてあるわけではないので、あくまでなんちゃって。)
3.ゆるいつながり
そして、最初に書いたように、フレンド登録がかなり自由な雰囲気なので、比較的気軽にフレンドを増やす事ができます。
また mixiの足あとのような機能もないので、フレンドの発言を見たり、フレンドのフレンドを辿っていったりするのも気軽に行えます。
そして @つき書き込みでの反応も、ブログや mixiのコメントのように「xxさんの @@の記事へのコメント」ではなく単に「xxさんへの返信」ですし、書き込み内容も基本がつぶやきなので、ムリして反応する必要もなく、気楽に使うことができます。
こんな感じで、ともかく全体を通じてゆるい感じの雰囲気なのが、従来のコミュニケーションツールと一風変わったところだと言えると思います。
余談ですが、このゆるい雰囲気のおかげか、ユーザーの気構えも割りとおおらかな感じがします。
例えば、ちょっとサーバが悪くなっても「なんか調子悪いかも」「書き込みされなかった」「がんばれネコ」(エラーが起きるとネコが頑張っている) という感じで、あまりネガティブな雰囲気にはなりません。(これはネコ効果が大きいかも)
先日も約半日以上の調子が悪い状況が続き、その時はさすがに「もう Twitterダメかも」「他のサービスに移ろう」という話もでたりしていたのですが、結局みんな Twitterに戻ってきてしまいました。みんな好きなんだなぁ。
他にも、ちょっとしたつぶやきが発端でビールオフや 勉強会が行われたり、みんなして鼻血出す祭り(なんか「ついったん」がでちゃいますが...)が起こったりと、ゆるいながらも自然発生的に盛り上がったりするのもまたいい感じです。
あと、始めたばかりの方が「何を書いていいのかわからない」とつぶやいているのを時々見かけますが、個人的にはまずは挨拶からはいるといいかなと思います。
僕のケースですが、何人か Friendが段階で朝や仕事終わりに挨拶したり、Friendの挨拶に@付き書き込みで挨拶を返したりしていくうちに、自然とコミュニケーションをとるようになったりしました。(最近 Friendが増えてきたり、仕事してたりで滞りがちですが...そもそも時差が...なんかゴメンナサイ)
といったわけで「ゆるいコミュニケーション」が魅力の Twitter。単なる独り言サービスと思っていた方は、新たなコミュニケーションツールという視点で一度試してみてはいかがでしょうか。
であ、また。