Yahoo!メールの メール消失ってかなりまずいのでは
昨日の夜(日本時間で金曜夜)のニュースみたいだけど、CNET Japanより。
Yahoo!メール、450万件のメールを消失--最大67万IDに影響
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20346630,00.htm
これはかなりまずいのでは。
流れとしては、
- 迷惑メールフィルタに不具合が発生
- 一般メールも迷惑メールに振り分けられてしまった
- 一定期間後に迷惑メールを削除するプログラムが走り、一般メールも削除
- しまつたーーーーー!!!!
ってな事のようです。
さすが Yahoo!というべきか、消失量がハンパではありません。
また、本文が表示されなくなっていたメールのうち、本文のデータがサーバからすでに消失しており、復旧できないメールが449万2233通(27万5586ID)あることが判明した。
バックアップとってないのね・・・
かなり放置してた自分のアカウントを見てみたら、見事にスパムメールだらけ。そして、その中のメール(普通のメールと認識されたやつ)を覗いてみると、確かに本文が見えないようになってました。なるほど。
これは個人のデータを保持する Webサービスとしては最悪のケースが起こってしまったんじゃないでしょうか。サーバ側に個人のデータを置いておくと、今回のようなサーバ側の問題で消える可能性は十分ありえますが、利用者は、そこはきちんと管理しているだろうという信頼の下で利用しているわけです。その信頼がゆらいでしまうと、Webサービスとしては致命的な気がします。しかも、Webメールは、GMailや MSの HotMailとかとも競っていて、米国側ではWebメール2.0を出してみたり、容量を無制限にしたりと、色々やってきたなかでのこの事態。なかなか深刻な気がします。
それでもやっぱりY ahoo!は日本での影響力は大きいので、すぐに他に移るという大きな流れにはならないかもしれません。ただ、Gmailも徐々に広まってきている感があるので、今回の件は結構揺さぶられるような気もします。
あと、週末の夜に事態を発表したり、トップページには表立った表示がないあたり、どうも隠蔽傾向な印象を受けるのもあんまりよくない感じ。
ってなわけで、みんなGmail使えばいいんじゃない?(違う)
・・・でも、Webの仕事携わっている身としては、あまり笑うに笑えない。